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HUAWEI 2023年下半期新製品発表会(WATCH GT4/FreeBuds Pro3/WATCH ULTIMATE DESIGN/EyeWare2など)レポート

この記事を書いた人(きのぴぃ)
部品メーカー広告宣伝記事・電気系の雑誌や無線雑誌の元ライターをやってました。
以前よりガジェット集めをやっており、本業(電子機器メーカー勤務)の知見を活かしたレビューが得意です。

ここの所、HUAWEIの新製品ラッシュが目まぐるしい。10月中旬にHUAWEI 新製品発表会が行われた。
今回は「Fashion Forward」と名打った下半期のフラッグシップ新製品発表会は、スマートウォッチの人気機種であるWATCH GT3の後継機であるWATCH GT4を始め、イヤホンのハイエンド機種であるFreeBuds3やEyeWareの後継機EyeWare2、贅を尽くしたWATCH ULTIMATE DESIGN、FreeBuds5の新色コーラルオレンジなどが発表。

すでに各方面で発表されているが、こちらでは詳細についても更に詳しく紹介していきたい。

目次

WATCH GT4

▲左からWATCH GT4を身に付けているHUAWEIデバイス日本・韓国リージョンプレジデント ヤン・タオさん、モデルの貴島明日香さん、OWNDAYS代表取締役 田中修治さん

ジェンダーレスでワークアウトが楽しくなるスマートウォッチ

モデルの貴島明日香さんがゲスト登壇。実際にWATCH GT4を使ってみて有用さをアピールしていた。

貴島さん曰く、予め記憶しておいたタスクを完了すると、花の画像(上の画像の右端)が表示され、タスクの達成具合に応じて花が開いていくそう。満開にしたいので、つい頑張ってしまったのだという。
HUAWEIスマートウォッチは、健康管理にも考慮されているので、こういった仕掛けは凄く励みになるだろう。
WATCH GT4を入手した人は、是非ワークアウトを完了して、綺麗な花を咲かせてほしい。

WATCH GT4には、100種類以上のワークアウトモードがあり、ランニングフォームの分析にも使える。GNSS信号の精度が約30%向上しており、大通りや公園、住宅街でも高精度にルートを追跡できる。アルゴリズムにより走れば走るほど精度が向上していく。

バッテリーライフが長い

大きさは41/46mmの2種類の各3タイプ。通常使用で約14日、ヘビーユースでも約8日電池は持つという。他のWATCHシリーズ同様、アナログ表示が特に繊細だ。
文字盤も気分に応じて変えることができるのがポイント。

FreeBudsシリーズと連携できる

通常スマホがないと、ワイヤレスイヤホンと連携できないが、FreeBudsシリーズであれば、スマートフォンのアプリでプレイリストを設定し、特定のワークアウトに合わせることで、スマートフォンが手元にないときでもウォッチのみで音楽再生が可能となっている。

便利なコミュニケーションツールとしても使える

SNSの表示をさせることができるので、プリセットされたテキスト・メッセージまたは絵文字で返信することが可能だ。スマートウォッチでできるのは意外と便利なのよね。

金色に輝くWATCH ULTIMATE DESIGN

HUAWEIが超高級スマートウォッチに進出!

HUAWEIでは、WATCH Ultimateという約14万円のスマートウォッチを登場させて驚かれているが、その更に上を行く製品が登場した。それが、WATCH ULTIMATE DESIGNだ。

ナノセラミックベゼルには、6つの18Kゴールドインレイが嵌め込まれている。光輝く18Kゴールド+チタン合金が使われた竜頭、非晶質ジルコニウムが使われたフロントケース、ゴールド+ブラックチタンの相性がバッチリなチェーンストラップというゴージャスな仕様。

三つ折れプッシュ式バックルを採用しており、サイズを簡単に調整できるという嬉しい仕様。

スポーツ系モードを搭載

ゴルフ練習モード、100mダイビングテクノロジー、エクスペディションモードといったスポーツ系のモードも搭載されている。ゴージャスなスマートウォッチをしてスポーツというのも気が引けるような…。

ワイヤレス充電対応でバッテリーライフが長い

HUAWEIのスマートウォッチはバッテリーライフが長いことで有名。WATCH ULTIMATE DESIGNもご多分に漏れず、フル充電時、通常使用で約14日、ヘビーユースで約8日、AOD有効で約4日持つという。

豪華なギフトボックス

HUAWEIは、梱包にも手を抜かない。しっかり、豪華なギフトボックスに入っているのだ。

ブラウンの内装が施された豪華なブラックレザーのギフトボックスに入っており、開けた瞬間が思い出の瞬間になるでしょう。
(メーカーサイトより)

もうこれは超高級腕時計だ。誰がHUAWEIからこのような製品が出ることを予測しただろうか。来年はどんな製品を発売して驚かせてくれるのだろうか。

FreeBuds5新色コーラルオレンジ

カラーバリエーションがアクセサリーのように映えるシルバーフロスト、セラミックホワイトだったFreeBuds5に新色コーラルオレンジが登場。好みが分かれそうだが、キラキラ輝くオレンジが何とも言えず綺麗だ。

前のアーティクルで紹介しているので、是非参考にしてほしい。

カナル型イヤホン最上級機FreeBuds Pro3

バッテリーケースがより小型に軽くなった

バッテリーケースは、FreeBuds Pro2と比較して約4.5%小さく、約5%軽くなっているという。また、バッテリーケースの一面式ナノガラスの耐摩耗性は約32%向上。擦れにも強くなった。

バッテリーケースで充電しながらの使用時間が前モデルの最大30時間から31時間に伸びたのも嬉しい所。

イヤホン新デザインにより操作性向上

イヤホンは、新しく改良された窪みにより、タッチコントロールがしやすくなった。実機を操作したが、確かにFreeBuds Pro2よりも反応はよくなっているのが分かる。

音質面も強化された

FreeBuds Pro2では、フランスの音響機器メーカーであるDEVIALETとタッグを組んだDEVIALETチューンが話題となったが、今回はDEVIALETチューンがなくなった。とは言え、音質が悪くなったわけではないのだ。
周波数特性は14~48,000 Hzまでと前モデルから据え置きのように見えるが、さらに微調整されハルバッハ配列により強化されたBAドライバーと、11 mmダイナミックドライバーが搭載されているという。

Bluetoothのコーデックは、LDAC/AAC/SBCの他、HUAWEI独自ロスレス伝送規格であるL2HC 3.0に対応している。残念ながら、HUAWEI旧規格HWAの元となったLHDCとApt-Xには非対応とのこと。

噂によれば、L2HCでは音がよいそう。今回は残念ながら、腰を据えて試聴ができなかったが、FreeBuds Pro2ユーザーのおいらとしては、機会があれば、是非思う存分試聴したいものだ。

ANCやマイク性能も前モデルから向上

骨伝導VPUセンサーにより、音声の収音性能が約2.5倍向上、マルチチャンネルDNNアルゴリズムによりノイズを軽減している。いつもクリアに聞こえるよう環境ANCが向上、リアルタイムで音質の最適化を図っている。

中国仕様のFreeBuds Pro2+は日本市場に投入されなかった

ゴールドのカラーリングがお洒落で、装着すれば体温が測れるという画期的なアイテムであるFreeBuds Pro2+という製品が中国市場で発売されているが、日本では売れないとみたのか、残念ながら日本市場に投入されなかった。

中国市場では、Pro3よりも安価だし、イヤホンで体温が測れるのは画期的だと思うのだけれど…。血圧が測れるHUAWEI WATCH D(医療器扱い)と組み合わせれば、体温や心拍数、血圧も測れるので、他社にはないアドバンテージとなるはず。とは言え、イヤホンは所詮イヤホンかな。

体温が測れるという中国市場向けイヤホンFreeBuds Pro2+(AliExpressより転載)

EyeWare2

音質を向上し、音漏れが少なくなった

同一指向性デュアル振動板の改善により、振動幅が約40%アップ、再生時の音量は約30%アップ。逆音波アルゴリズム2.0により音漏れを減少したという。

新しいスタイルのチタンフレーム

ウエリントン型フレーム

前モデルは、枠が半分のウェリントン型フレームと枠が太目のボストン型フレームだったが、EyeWare2では、従来のウェリントン型フレームと知的なチタンフレームを用いたチタニウムシルバーとなった。
OWNDAYSで販売されるモデルのフロントデザインは4タイプある。

急速充電可能なバッテリーが30%増量

バッテリー容量が約30%増えたため、フル充電状態で最大11時間の音楽再生、または最大9時間の音声通話が可能となった。
マグネット式急速充電を採用し、約10分の充電で最大3時間の音楽再生が可能。約50分の充電でフル充電できる。

今回もOWNDAYSとのコラボ

アイウェアは、度付きレンズが入れられなければ、単なる伊達メガネでしかない。近眼や遠視の人はこれではたまらない。TV CMでお馴染みのOWNDAYSとコラボすることにより、実用的なアイウェアとすることができるのだ。

前モデルもOWNDAYSとのコラボだったが、購入者は30~50代の男女に多く購入されたという。そのデータが本モデルのデザインに生かされている。

おまけ:新製品のFreeBuds SE2レビュー

新製品発表会の前に発売されたためか、不幸にも紹介されなかった目立たない機種があるので、当ブログで紹介しておこう。エントリーモデルであるFreeBuds SEの後継機であるFreeBuds SE2だ。

※今回、華為技術日本株式会社様よりレビューのため、FreeBuds SE2を借用しているが、レビューの評価には一切関係ないことをお断りしておきたい。下流ブログにも関わらず、快くデモ品を貸与してくださった華為技術日本株式会社様に謝辞を述べたい。

カナル型からインナー型に変更

カナル型であった前モデルFreeBuds SEからガラリと変わり、装着のしやすいインナー型に変更。
これにより、エントリーモデルのFreeBuds SE2、事実上カナル型のエントリーとなったFreeBuds5i、インナー型の上級モデルのFreeBuds5、カナル型の上級モデルFreeBuds Pro3というラインナップとなった。

カラーは、セラミックホワイトとアイランドブルーの2色。

FreeBudsシリーズの統一感あるデザイン

インナー型ではあるけれど、FreeBudsシリーズということもあり、統一感のあるデザインであることが分かるだろう。カナル型は人によってはイヤーピースをねじ込むことになるので、「聞くぜ!」という感じになるのだが、インナー型は、ライトな装着感がよい。

しかも、重量は約3.8gなので、装着しているのを忘れてしまいそうだ。

急速充電ができロングライフなバッテリー搭載

約10分間充電すれば、最大3時間の音楽再生が可能。フル充電で最大9時間再生でき、充電ケースと合わせて最大40時間再生の音楽再生ができるようになる。

インナー型の音質は人の耳による

カナル型イヤホンはキッチリイヤーピースが耳に嵌っていれば、それなりの音で聞けるのだが、インナー型は人によっては感じ方が違うのだ。耳の形に個人差があるからだ。

シンデレラフィットした人ならそれなりの音で聞けるのだけれど、残念ながらおいらの耳にはフィットしなかった。FreeBuds5の時と同じように、「えっ?こんなに音が悪いの??」と思ってしまったのだ。

FreeBuds5には、音漏れ防止用のゴムが付属で付いており、それを装着すれば満足できる音質となった。試しに同機のゴムを付けてみた所、高価なFreeBuds5にこそ劣るものの、3,000円クラスの他社製品と比較したら、それらよりもよい音で聞くことができた(人工耳が間に合わなかったので、周波数特性の測定ができなかったのが残念)。

FreeBuds5のゴムが入手できるとよいのだけれど、メーカーサイトでは見つけ出すことができなかった。是非、メーカーには別売でもよいから用意してもらえると、FreeBuds SE2を購入した人がハッピーになれるはず。今からでも遅くないのでお願いしますね!

【2023.11.8追記】調査した所、EarPods用のシリコンカバーが物によっては使えそう。下の画像は、ダイソーで売られていたもの。ただ、このカバーの場合余計な物が付いているため、バッテリーケースに入らないので切り取る必要がある。

AMAZONには、丁度よさげな形状のものも売られている。お好みに合わせてどうぞ。

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