メガネ感覚なHUAWEI Eyeware 2を徹底レビュー!OWNDAYSとのeyewareコラボ第二弾!

この記事を書いた人(きのぴぃ)
部品メーカー広告宣伝記事・電気系の雑誌や無線雑誌の元ライターをやってました。
以前よりガジェット集めをやっており、本業(電子機器メーカー勤務)の知見を活かしたレビューが得意です。
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ここの所、このブログではイヤホンを紹介しているが、音楽を楽しめるアイテムは、従来からあるスピーカーやヘッドホンの他、最近ではeyewareといったものまである。

HUAWEIでは以前よりeyewareを販売しているが、好評を博しており、そのeyewareの2世代目であるEyeware2が登場することとなった。今回試用する機会に恵まれたので、使い勝手などの含めてレビューしたい。

※今回、華為技術日本株式会社様より画像撮影のため、本機を借用し、レビューを行っているが、レビューの評価には一切関係ないことをお断りしておきたい。下流ブログにも関わらず、快くデモ品を貸与してくださった華為技術日本株式会社様に謝辞を述べたい。

目次

HUAWEI Eyeware2の気になるスペック

【バッテリー容量】110 mAh(最小値)
【バッテリーの種類】リチウムイオンポリマー電池
【バッテリー持続時間】音楽再生:最大11時間/音声通話:最大9時間
【充電方法】有線充電:USB Type-C(5V/1A以上)※充電コンバーターの磁気充電ポートを使用して充電。
【満充電時間】50分
【センサー】加速度センサー/ジャイロセンサー/静電容量センサー
【機能】風ノイズ低減設計、音漏れ防止設計
【防滴/防塵】IP54
【無線】Bluetooth 5.3
【ポップアップペアリング】対応
※この機能は、EMUI10/HarmonyOS 2以降を実行しているHUAWEIスマートフォンが必要。
【マルチポイント接続】対応(最大2台まで)

HUAWEI Eyeware2の特徴

ここでは、Eyeware2の特徴を紹介しよう。前のアーティクルで2023年下半期新製品発表会の様子をレポートしているが、一部重複する内容もあるのはご容赦願いたい。

11時間の音楽再生が可能

バッテリー持続時間が大幅に強化、前モデルEyewareと比較して、消費電力を軽減するとと同時に、バッテリー容量が約30%上昇している。フル充電状態で最大11時間の音楽再生、または最大9時間の音声通話が可能だ。約10分の充電で最大3時間の音楽再生が可能となっており、約50分の充電でフル充電できる。

優れた防水性能を持っている

Eyeware2では、IP54の防塵防滴性能を備えており、運動時の汗や、突発的な雨などの環境下にも耐えられるとのこと。
※Eyeware2のクイックマニュアルには「管理された実験室条件下でテストし、飛沫耐性があることが確認しています。飛沫耐性は永続的なものではなく、日常の摩耗や損傷により性能が劣化する場合があります。したがって、本製品や付属品を雨や湿気にさらさないでください。(HUAWEI Eyeware2クイックマニュアルより転載)」との記載がある。

これは、イヤホン同様、完全防水ではないことを意味しているので、注意されたし。防水性能が高いからと、音が出てくる所にまで水が掛かるようにジャブジャブ洗ってしまうのはご法度なのだ。

急速充電可能なバッテリーが30%増し増し

バッテリー容量が旧モデルよりも約30%増量。そのお陰で旧モデルであるEyewareと比較し、

  • 音楽連続再生時間:6時間→11時間(最大)
  • 音声通話時間:4.5時間→9時間(最大)


ペアリングがボタン操作で簡単にできるマグネット式充電ケーブルを使った急速充電を採用。約50分の充電でフル充電でき、約10分の充電で最大3時間の音楽再生が可能だ。

テンプルにLEDが付いており、充電中はオレンジ、充電完了は緑のLEDが点灯する。

HUAWEI公式モデルとOWNDAYS専用モデルの違い

HUAWEI公式モデル

HUAWEI公式モデルでは、ウェリントン型フレームと知的なチタンフレームを用いたチタニウムシルバーの2種類だ。
テンプルの色がそれぞれ異なっている

  • 【ウェリントン型】LFT-G00
  • 【チタニウムシルバー】LFT-G00
    ※メーカー型番は同一で、カラー(Black、Titanium silver)で選択。

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OWNDAYS専用モデル

次に、OWNDAYSで販売される専用モデルのフロントデザインを紹介しよう。

  • 【スクエア型】HW2003-3A C1(ブラック)/C2(クリアグレー)
  • 【ブロースクエア型】HW2004-3A C1(ブラック)/C2(クリアグレー)
  • 【ウェリントン型】HW2005-3A C1(ブラック)/C2(クリアブラウン)
  • 【ボストンウェリントン型】HW2006-3A C1(ブラック)/C2(クリアブラウン)

OWNDAYS専用モデル偏光グラス

さらに、OWNDAYS専用モデルには、オプションで脱着式のSNAP LENSと呼ばれる偏光グラスがある。

  • 【スクエア型】HWF2003 Le-N Black(ブラック)
  • 【ブロースクエア型】HWF2004 Le-N Black(ブラック)
  • 【ウェリントン型】HWF2005 Le-N Black(ブラック)
  • 【ボストンウェリントン型】HWF2006 Le-N Black(ブラック)

※HUAWEI公式モデルでは偏光グラスのオプションはないので、どうしても偏光グラスが欲しい向きはOWNDAYS専用モデルとなる。

HUAWEI Eyeware2のメリット・デメリット

【メリット】

眼鏡を掛ける感覚で音楽が聴ける。快適そのもの。

人により、ヘッドホンやカナル型イヤホンは装着感が敬遠される場合があるのだが、Eyeware2は眼鏡を掛けるだけなのがよい。眼鏡を掛け慣れている人にとっては、全く違和感がないし、イヤホンを持つ必要がないので凄く便利。

電話が掛かってきた際、通話も自然。

たまたま、電話をする機会に恵まれたが、普通に会話するように通話ができた。ヘッドセットよりも違和感がないのがいいね。マイクが顔に近いので、相手側が聞く音声も問題ないそう。

見た目は重そうだが、約38~39gと思ったより軽い(100均ショップのライター2個より1~2g軽め)。

形状は、OWNDAYS専用モデルで4種類、HUAWEI公式ショップで2種類。計6種類ある。

テンプルが外せるので、形状さえ合えば、他の眼鏡にも付けられる。

電池と回路がテンプル内に収まっているので、取り付け部分の大きささえ合えば、理論上眼鏡のフロント部分の交換は可能だ。残念ながら、おいらの手持ちには大きさが合うものはなかった…。
眼鏡自体に規格がないのだろうね。

思ったより音漏れが小さい

オープン型なので、音が駄々洩れするかと思いきや、音漏れを軽減する方法が優秀なためか、大分静かではある。

折り畳み式ケースが付いてくる。

このケースは折り畳みできて優秀。

イヤホンのように耳穴がふさがっていないので、周囲の音が聞きやすい。

ANC付のワイヤレスイヤホンだと、周囲の音が聞こえなくなる場合もある。Eyeware2だと、しっかりと聞こえる位の音量で音楽を聴いていても、周囲の音が聞きやすい。耳孔がふさがっていないEyeware2の特権だ。

※音量によっては周囲の音が聞きとりにくくなるので、歩きながらやランニングの際に使用する場合は注意が必要だ。

OWNDAYSとコラボしている関係上、度付きレンズを入れることが可能だ。さらにOWNDAYS専用モデルは、一部レンズを除き、レンズ込々の価格なので、お得。

【デメリット】

テンプルが少々ゴツイ(回路や電池が入っているので、これは仕方がないか…)

HUAWEI公式ショップで購入すると、伊達メガネのまま。

OWNDAYSに持ち込めば、有料で入れてもらえるので、これはあまりデメリットにはならないかも。OWNDAYSレンズ交換割引10%OFFチケットを使えば、安くレンズを入れてもらえる。注文履歴と併せてOWNDAYS店舗に提示すればOKだ。HUAWEI公式ショップをチェック!

OWNDAYSでは、フレームが半分のウェリントン型フレームやチタニウムシルバーがラインナップにない。

OWNDAYS専用モデルは4種類だが、いずれもフレームあり。若干値段は張るものの、HUAWEI公式モデルのウェリントン型やチタニウムシルバーといったスタイリッシュなモデルに人気が集まりそうな予感。好みが分かれそう。

若干音漏れがあるので、電車内では注意!

逆相の音を出して打ち消しあう手法で音漏れを軽減しているので、音漏れは小さいけれど、完璧に音漏れしないわけではないのだ。

ある程度の音が出ているとマスク効果により、周りの音が聞こえなかったり、聞こえても小さかったりする。

聞こえている音にマスクされてしまい、呼びかけられても全く聞こえないという事態が発生する(奥さんに呼びかけられたらしいが全く聞こえなかったので、あとで無視をしたと怒られた…)。周りの音も聞けるくらいの適度な音量で楽しもう!

HUAWEI公式ショップ専用モデルでは、偏光グラスのオプションがない。

眼鏡ユーザーからすると、偏光グラスが脱着できると便利なので、次回作に期待だ。

音量によっては低音域が出にくい

上記で説明した通り、音量を上げると低音域が出ない仕組みになっている。音量にはくれぐれもご注意あれ。

HUAWEI Eyeware2を試聴してみる

毎度お馴染みのAmazon Music Unlimitedでテストしてみた。今回も、聴感上だけでなく、客観的に見るという意味合いで周波数特性を取った。

以下はマニアックな内容なので、ズバリ音はどうなのよ?という人はこちらをクリック!

水樹奈々 スパイラル【HD(16bit/44.1kHz)】

低音は控え目ではあるけれど、高音域の明瞭度が高く、スッキリした印象を受けた。

岡崎体育 深夜高速【Ultra HD(24bit/96kHz)→iPhoneでは16Bit/44.1kHz】

曲の真ん中辺りでディストーションの利いたギター演奏+ドラムのパートを中心に聞いてみた。低音域控え目ではあるけれど、ディストーションの所はつぶれることなく、綺麗に再現されていたように思う。

新時代 Ado【ドルビーアトモス】

音の広がり感があり、没入できるドルビーアトモス。出だしのAdoのスカっとした歌声。カナル型イヤホンだと「聞くぞ!」という感じになるものの、軽い装着感で、ここまでの音とは。なかなか健闘しているという印象。ドラムの音は、おとなしめな印象。

BTS Butter【ドルビーアトモス】

こちらもドルビーアトモスで聞いてみる。やはり高音域が出ている印象なので、BTSの甘い歌声にもマッチする。「ドン」という威勢のいいドラムの音は、この楽曲でもおとなしめな印象。

周波数特性の実測値

Eyeware2の出力レベルを任意の2ポイントに設定し、周波数特性を測定した。

【測定条件】
・校正された耳型のラバーが付いた711カプラーを使用。
・REWというPCアプリ使用。キャリブレーションを行った上で測定し、711カプラーの補正値を加算した値を表示させる。
・マイクの関係上、20kHzより上は測定できず。

今回は、通常のイヤホンと異なり、耳孔が空いている。かつ、防音設備のない部屋での測定のため、周囲雑音を拾う状態になっているのはご留意いただきたい。

グラフの説明

グラフ特性をみる限りは、

  • 100Hz以下はほぼ変化なしなので、本機のノイズレベルと言える。
  • 20Hzにあるピークに関しては不明。周囲ノイズか?
  • 音量が上がると、600Hz位から100Hzまで下がり傾向になる。
  • 1kHzから上は右肩上がり。

実際に音楽を聴きながら音量を下げると、低域レベルが少し大きくなり、音量に応じて低域レベルが小さくなるのが分かる(グラフ紫線)。さらに音量をある所まで上げていくと、急にシャリシャリ感が強くなる傾向が見られた(グラフ茶線)。恐らく、騒音が激しい所で使う場合の明瞭度を意識しているのではないかと思われる。

街中では明瞭度を上げるため適度に音量を上げ、静かな部屋では低域が出るよう、適度に音量を下げて使うのが本機の賢い使い方と言える。イヤホンやヘッドホンを同様、スピーカーが耳に近いので、音量にはくれぐれも気を付けてほしい。

結局音質はどうなのよ?

本機を使って全楽曲に共通して言えるのは、ボーカルから高音域の楽器の音は、澄み渡るように聞こえる印象。テンポのよい曲ならば、尚いい感じ。
但し、低域を利かせたい場合は、音量を下げることによりある程度対応が可能。

HUAWEI Eyeware2はズバリおすすめ!

眼鏡を掛ける感覚で持ち歩けるので、眼鏡ユーザーには嬉しいアイテムの1つとなるだろう。イヤホンやヘッドホンがうっとおしい人にも最適だ。是非Eyeware2でクールに決めてほしい。

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