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Huawei FreeClip完全レビュー: 最新トレンドの革新的なイヤーカフ型イヤホンが明らかに

Huawei FreeClip完全レビュー: 革新的なオープンイヤーイヤホンの全貌が明らかに
きのぴぃ

この記事を書いた人(きのぴぃ)
部品メーカー広告宣伝記事・電気系の雑誌や無線雑誌の元ライターをやってました。
以前よりガジェット集めをやっており、本業(電子機器メーカー勤務)の知見を活かしたレビューが得意です。

Huawei FreeClipは、最新のテクノロジーと革新的なデザインを組み合わせた新しいタイプのワイヤレスイヤホン。この製品は、音楽愛好家やアクティブなライフスタイルを持つユーザーに理想的な選択肢を提供し、同社のオーディオデバイスラインナップにおいて重要な位置を占めている。市場での位置づけとしては、高品質なサウンド体験を提供しつつ、使いやすさと快適性を追求した製品となっており、他の競合製品と比較してもそのユニークな特徴が際立っている。
そんなHUAWEI FreeClipを体験できる機会が得られたので、レビューしていきたいと思う。

※今回、華為技術日本株式会社様よりレビューのため、本機のサンプルをご提供いただき、レビューを行っているが、レビューの評価には一切関係ないことをお断りしておきたい。下流ブログにも関わらず、快くサンプルをご提供くださった華為技術日本株式会社様に謝辞を述べたい。

目次

Huawei FreeClipの最速レビュー

HUAWEI FreeClip
総合評価
( 5 )
メリット
  • 初のイヤーカフ(耳に挟むアクセサリー)型イヤホン
  • 見かけによらず、落ちにくい。ジョギング・ランニングの際に音楽が聴ける。
  • 周りの音が聞こえる。
  • 爆音でない限りは、イヤホンから漏れる音が目立ちにくい。
デメリット
  • 使う年齢によっては、チャラい印象を受けてしまうかも…。
  • イヤホンを左右入れ替えた時、瞬時に左右が変わる時と時間が掛かる時がある。
  • イヤホンの音が目立ちにくいのであって、完全に漏れないわけではない。電車では使わない方が無難かも…。

Huawei FreeClipの概要

Huawei FreeClipとは?製品の特徴と市場での位置づけ

Huawei FreeClipは、耳を塞がずに周囲の音を自然に聞くことができるイヤーカフ型イヤホン。これにより、長時間の使用でも快適性が保たれ、安全な屋外アクティビティが可能になるのだ。

製品の特徴としては、高解像度の音質、耐水性、AIノイズキャンセリング技術などが挙げられ、これらは全てユーザーに最適なオーディオ体験を提供するために組み込まれている。市場での位置づけは、革新的なオーディオテクノロジーと使い勝手の良さを兼ね備えたプレミアム製品として、競合他社の似たような製品と一線を画している。

Huawei FreeClipのデザインと製品品質

外観に関して、Huawei FreeClipは洗練されたデザインと高級感あふれるビジュアルを特徴としている。製品の素材選びにもこだわりが見られ、耐久性が高く、軽量で快適な装着感を実現。

さらに、日常生活での使用を考慮し、汗や雨に強い耐水設計が施されており、アクティブな使用シーンでも安心して使用できる点が魅力となっている。製品品質においては、Huaweiが長年にわたり蓄積してきた技術と経験が活かされており、耐久性と品質の高さを保証するために厳しい品質管理基準に基づいて製造されている。これらの特徴は、Huawei FreeClipを市場で際立たせる要因となっており、ユーザーにとって長期にわたって信頼できる製品となるだろう。

機能性と性能・操作性

Huawei FreeClipは、その革新的な機能と卓越した性能で注目を集めている。このセクションでは、その主要機能と音質について詳しく掘り下げてみよう。

主要機能と革新性: オープンイヤーデザインの利点と技術的背景

Huawei FreeClipの最も際立った特徴の一つは、オープンイヤーデザイン。このデザインは、耳を完全に塞がずに周囲の音を聞きながら音楽を楽しむことを可能にしている。これは、特に屋外での使用時に安全性を高めるため、重要な機能となっている。ユーザーは交通の音や周囲の人々の声など、環境音に注意を払いつつ、お気に入りの曲を楽しむことができる。

特徴的なのは、音が出てくるスピーカー部分。一見、骨伝導タイプのワイヤレスイヤホンと思いきや、ちゃんとスピーカーが搭載されている。このコンパクトな球体部分をアコースティックボールと呼んでいる。

新製品発表会で披露された際、FreeClipの開発になんと3年掛けたということが話された。多く採用されているカナル型イヤホンは耳孔にイヤーピースを突っ込む際に痛いと思う向きもあり、「イヤホンはちょっとね…」という人も安心して使える。

また、イヤホンには大抵ANC機能が付いており、ヘタをすると周りの音が聞こえなくなり、移動の際、危ないと思った人も多いことかと思う。FreeClipなら周囲の音も聞こえて安心というわけだ。
もちろん、通話の際も安心。

このオープンイヤーデザインは、Eyeware2などで培った最先端の音響技術に基づいている。Huaweiは、耳に直接音を送りながらも、音漏れを最小限に抑えるという逆音波システムによる音漏れの低減に成功。この技術的背景には、ユーザーの快適性とオーディオ体験の質を同時に高めるという革新的なアプローチがある。

カラータイプは、女性受けしそうなラベンダーとブラックの2色。

低音、中音、高音のバランス

Huawei FreeClipの音質は、そのバランスの取れた音域とクリアなサウンドで高い評価を受けている。先行でFreeClipをレビューしているガジェログでは「HUAWEIらしい丸みのある音で、伸びやキレの良さは少なめ。まろやかで聞きやすい音という感じ」という評で、オープンイヤー型ではありながら、必要かつ、まずまずの音質ということだ。
発売されれば、他にも情報が上がってくるものと思われる。

実際に試聴してみると、音量によっては低音域が出ないといった印象。Eyeware2と似たような特性といえる(周波数特性を測定して解析した記事は後述)。

この優れた音質は、Huaweiが独自に開発したオーディオ技術によるもの。音響設計における精密なチューニングと、高品質なドライバーの使用により、イヤーカフ型でありながらも、妥協のない音質を実現している。このバランスの良い音質は、あらゆるジャンルの音楽を楽しむために欠かせない要素であり、Huawei FreeClipを他の製品と一線を画す理由の一つとなっている。

他のイヤホン同様、Bluetooth接続であり、コーデックがSBC、AAC、L2HCとなっている。日本で発売されているスマホではL2HCで聴けるAndroidスマホはまだない。

Huawei FreeClipは、その革新的なデザインと優れた性能で、ユーザーに新たなオーディオ体験を提供。オープンイヤーデザインの利点を最大限に活かし、高品質な音質を維持することで、日常生活における音楽の楽しみ方を再定義しているのだ。

左右どちらにつけても安心!

また、左右自動識別機能により、どちらの耳にも自由に装着可能となっているのも見逃せない。スマートウォッチ+イヤホンの同じくHuaweiWATCH Budsでも左右自動識別機能が付いていたが、あれはスマートウォッチに置いた際に左右が決まるというもの。
FreeClipの場合は、左右入れ替えると、本当に自動で入れ替わってしまうのだ。入れ替わる際、英語のメッセージが流れる。どのような仕掛けなのか分からない。もはや魔法ではないのか!?

しかし、この機能、装着具合によって変わるらしく、入れ替わる確率は100%ではない。あまり期待しないようにしよう。

驚異のフィット感

この快適性は、長時間の通勤や運動、さらにはリラックスタイムにおいても、ユーザーが音楽やポッドキャスト、オーディオブックを楽しむための重要なファクター。Huawei FreeClipは、耳への負担を感じさせないように工夫されており、長時間装着しても疲れにくいという評価を受けている。

新設計であるニッケルチタン形状記憶合金製のC-bridgeを採用しており、屈曲にも強い構造になっている。装着する際は、軽くイヤホンを挟むようにして付けないと落ちてしまうので、要注意だ。
軽く付けているだけなので、本当に落ちないかと心配になるが、しっかり付いており、首を激しく振っても本当に落ちない

ジョギングやランニングする人達(ジョガーやランナー)もイヤホンが落ちやすいからと敬遠していた人も多かったと思うが、これで走っている時に音楽が聴けないという悩みが解決される。いつでもどこでも音楽に浸ることが可能になるのだ。

HUAWEI FreeClip製品アンバサダーとして、青山学院大学時代に「3代目山の神」として駅伝で活躍されていたプロランナーの神野大地氏(右)が登壇。「付けていることを忘れてしまう」と大絶賛。左は、モデルのマコーミック桂良氏。

新製品発表会では、ランニングマシンを使って、神野氏が実際に走って、本当に落ちないことをデモしている(ほんとに落ちない!)。

新製品発表会の際には登壇できなかったが、多方面に活躍されているタレントの熊谷江里子氏もFreeClip製品アンバサダーとしてメディアに登場するとのこと。

ジョガー・ランナーに嬉しい防塵防滴

外で使うと、埃も浴び、さらには汗も付く場合もある。HUAWEI FreeClipは、IP54の防塵防滴対応となっているのが嬉しい(くれぐれも、イヤホンの穴に、汗や埃が入らないように注意!)。

長時間使用時の快適さとバッテリー持続時間

Huawei FreeClipのバッテリー寿命は、ユーザーに一日中連続して使用できる十分な持続力を提供。一回の完全充電で、8時間にわたる音楽再生が可能であり、これは日常的な使用において大きな利点となるだろう。また、付属の充電ケースは、イヤホンを数回にわたってフルチャージすることができ、それにより36時間の使用が可能だ。

充電ケース自体の充電時間も非常に短く、1時間でイヤホンを使用する準備が整う。さらにワイヤレス充電でも約2時間半で充電完了。イヤホン自体は、40分でフル充電が可能。バッテリー性能と充電ケースの効率の良さは、Huawei FreeClipを長時間安心して使用できる信頼性の高い製品にしているといえる。

Huawei FreeClipは、その快適な着用感と優れたバッテリー性能を通じて、ユーザーに最適なオーディオ体験を提供している。これらの特徴は、日常生活における音楽の楽しみ方を向上させ、Huawei FreeClipの独自性を決定する重要な要素となっている。イヤホンを1日中付けていても、自分が付けていること自体すっかり忘れてしまうほど快適だ。

競合製品との比較は?

正直な話をしてしまうと、イヤーカフ型というのは類似のものが全くない。近い物で、ソニーのLinkBudsというワイヤレスイヤホンもあるけれど、あれは単に穴が開いているだけで、完全に耳を塞いでいないわけではないので、全く耳を塞いでいないFreeClipと比較しようがない…。土俵が全く違うのだ。

強いて言うならば、同じくHuaweiから以前発売されたEyeware2しか比較対象はないだろう。Huawei Eyeware2もガジェット好きにはたまらない面白いいアイテムだ。興味のある人は、是非こちらの記事も参照してもらいたい。

本体価格は、27,800円とミドルクラスのカナル型イヤホンよりも少々お高めではあるが、最上級の開放感・快適感を得られることを考えたら、買いだと言えよう。

HUAWEI FreeClipの周波数特性

このサイトでお馴染みになりつつあるメーカー泣かせの解析コーナー。 周波数特性を測定すれば、このイヤホンの音質が本当に巷で言われているような特性なのか、ある程度の素性が分かってしまうのだ。
マニアックな内容となるので、興味のない人は読み飛ばしていただいて構わない。

上記は、Windows PCでボリュームを変化させた時の本体の周波数特性。実際に聴いた感じでは、ボリュームによっては低音域が薄く感じるケースがあるので、音量を上げ気味になる屋外では、低音域が楽しめない。上記グラフから低音域の音を楽しみたければ、周囲が静かな場所で音量を下げ気味にするのがポイントだ。

ちなみに、100-1000Hzの差を見ると、ボリューム50%時は約5dB、ボリューム70%時は約6dB、ボリューム100%時は約14dBとなった。つまり、音量を上げれば上げるほど、高音域のレベルが高くなり、低音域との差が大きくなっており、低音域が出にくくなっているのを意味している。

1kHzの辺りを下げつつ、低音域と高音域を持ち上げているHUAWEI Eyeware2とは、違う傾向。iPhoneで聴くと、低音域云々よりも高音域を上げ気味にしている傾向ではあるので、FreeClipのボリューム位置および楽曲によっては、シャリシャリ感があるのは否めない。
高音域が上がっているので、街中で使った際に明瞭度を上げるためなのだろう。

ちなみに、FreeClipでは、低音強調がなく、その替わりが「高揚」モードのようだが、高揚モードにしても音量を大きくした際には、低音域が出にくくなった。

HUAWEI FreeClipのまとめ

軽く耳に挟むだけで装着でき、落ちにくい。長時間付けていても快適なイヤホンであるHUAWEI FreeClipでいつでもどこでも利用して音楽に浸ろうではないか。

HUAWEI FreeClip
総合評価
( 5 )
メリット
  • 初のイヤーカフ(耳に挟むアクセサリー)型イヤホン
  • 見かけによらず、落ちにくい。ジョギング・ランニングの際に音楽が聴ける。
  • 周りの音が聞こえる。
  • 爆音でない限りは、イヤホンから漏れる音が目立ちにくい。
デメリット
  • 使う年齢によっては、チャラい印象を受けてしまうかも…。
  • イヤホンを左右入れ替えた時、瞬時に左右が変わる時と時間が掛かる時がある。
  • イヤホンの音が目立ちにくいのであって、完全に漏れないわけではない、電車では使わない方が無難かも…。
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