【2024年】Shanling M0 Proはバランス接続できる!おすすめ高コスパDAP を徹底レビュー!

この記事を書いた人(きのぴぃ)
部品メーカー広告宣伝記事・電気系の雑誌や無線雑誌の元ライターをやってました。
以前よりガジェット集めをやっており、本業(電子機器メーカー勤務)の知見を活かしたレビューが得意です。
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小型でどこにでも持っていきたくなるおすすめポケットサイズDAPであるSHANLING M0 Proとは、音楽愛好者やランナーにとっての理想的な音楽コンパニオンだ。

シンプルで使い勝手の良く、超小型・軽量なDAPでありながら、驚きの多機能性を備えている。Bluetooth送信機としても活躍し、ワイヤレスでLDAC対応で音質を最大限に楽しむことができる。また、最大2TBのMicroSDカードに対応しているため、音楽を持ち歩くのに最適だ。

操作性には若干のクセがあるものの、その小ささと軽さはランニングや旅行に最適で、連続再生時間も充実している。さらに、音質も優れており、イヤホンやヘッドホンの素の状態で音楽を楽しむことができる。

また、語学学習で便利な機能が搭載されており、フォロー機能やA-Bリピート機能など、語学学習や音楽鑑賞をより楽しいものにしてくれる。

総合的に見ると、SHANLING M0 Proはコンパクトながら多機能で、驚きのコスパを誇るDAPだ。音楽をいつでもどこでも楽しみたい方におすすめの一台といえる。

今回は、e☆イヤホン専用モデルであるシルバーを購入したので、レビューしていきたい。

目次

SHANLING M0 Proの最速レビュー

M0Pro(e☆イヤホン専用モデル)
総合評価
( 4 )
メリット
  • 超小型・軽量で持ち歩くのに苦ではない。
  • Bluetooth送信機にもなるため、LDACでないiPhoneもLDAC対応できる。
  • オプションM0Pro Clip Caseというケースが登場したことにより、ベルトに付けることができる。
  • なんと!2万円以下で購入できる。
  • 予め画面フィルムが付属している。
  • 連続再生時間は、10時間以上。
デメリット
  • 小型ゆえ操作性(タップする際)に若干難あり。
  • 本体のみではストリーミングが聴けない。
  • 音楽ファイルをメモリに入れなければ使えない。

※e☆イヤホン専用モデル(シルバー)の他、グリーン・黒・赤の3色がある。

\超小型のDAP Shanling M0Pro/

SHANLING M0 Proの特徴

必要最低限の付属品

画像を見て分かる通り、必要最低限の付属品が揃っている。その中には、画面フィルムも含まれている。画面フィルムは大体購入されるアイテムなので、予め付属しているのが嬉しい。

超小型&軽量のDAP

寸法は43.8x45x13.8mm、重量は36.8gと軽量なDAPなので、うっかり持っていることを忘れてしまいそう。ランニングの際に、極力荷物を減らしたい向きに打ってつけだ。

マニュアルはネットにあり

最近の機器は、大抵操作マニュアルなどの説明書類は自社サイトにある。M0Proに関しては、ここに日本語マニュアルがあるので参照してほしい。

バランス出力対応

イヤホンジャックは、Φ3.5のバランスとなっており、Φ3.5のバランスケーブルであれば、そのまま使える。アンバランスのイヤホンでもOKだ。メーカーから、Φ4.4バランスに変換できる「3.5mm to 4.4mm バランスアダプタ」というオプションも用意されている。

MicroSDカードスロットは大容量のものに対応

M0Proには内蔵メモリはなく、MicroSDカードにオーディオファイルを入れるようになっている。スロットは1基で大容量のメモリに対応している。
ファームウェアのアップデートの際にも使用する。

連続再生時間は10時間以上

M0Proの連続再生時間は、アンバランス:14.5時間、バランス:10時間となっている。超小型でありながらも、意外とタフなDAPといえる。

DACとしても優秀

DACにES9219Cを2個使用しており、最大384kHz / 32bitまでのPCM、DSD128(5.6MHz)に対応している。小型のUSB DACは色々なものが発売されているが、DAPとしてだけでなく、USB DACとして使うのもいい。

iPhoneでもUSB DACとして使えるので、有線イヤホンを使う向きには便利だ。

Bluetooth機能が便利

Bluetooth v5.0に対応しており、Bluetooth送信機としてはLDAC / aptX / AAC / SBC、Bluetooth受信機(レシーバ)としてはLDAC / AAC / SBCが使用可能となっている。LDACに対応していないiPhoneなどに接続することにより、DAC+LDAC付Bluetooth送信機となる。手持ちのAndroid端末では、DACとしてうまく動作できなかった。

今回本機を購入した大きな理由は、このLDAC対応のBluetooth送信機能だ。高価なDAPでもLDAC付Bluetooth送信機として使えない機種が多い中、2万円以下でありながら、ここまでできてしまうとは…。恐ろしい限りだ。

ちなみに、iPhoneに接続し、DAC+LDAC付Bluetooth送信機として動かす際、iPhoneとM0Pro側では音量調整できず、Bluetooth受信機側でしか音量調整できない。また、iPhoneと接続する前に、イヤホンなどとLDACでBluetooth接続してからでないと、DACとして認識できないので、要注意だ。

語学学習にも便利

M0Pro は音声コンテンツや語学学習へのフォロー機能を搭載している。スピードコントロール機能『1倍速 / 1.25倍速 / 1.5倍速 / 2倍速』から好みの再生スピードに変更することができる。

A-Bリピート機能語学学習コンテンツ・楽曲内の(A~B間)を設定することでを曲中の好みのパートやフレーズをリピート再生が可能となっている。

M0Proは簡単操作のファンクション

M0 Proはダイヤル1個だけというシンプルな作りとなっているので、ダイヤルと画面を使って操作する。画面操作に関しては、長押しと左→右スワイプは問題ないが、設定する時にタップする際、結構クセがあり、反応しないこともある。反応しなかった場合は、メニューを上下してからタップすると反応するようになるので、是非試してほしい。

1.54インチのタッチスクリーンは、楽曲の画像も表示されるので、購入した音楽ファイルの場合は、ジャケット写真が表示される。画面は小さいが嬉しい機能だ。

小型ながらも音質はよい

iPhone+M0 Pro(LDAC)、M0 Pro単体など変えながら試聴を行ったが、イヤホンやヘッドホンなどの影響が強いためか、あまり違いが感じられなかった。裏を返せば、変なクセがなく、音質がよいため、イヤホン・ヘッドホンの素の状態で聴けることを意味している。
小さくてもハイレゾ対応だったりするので、大きいから音がいいというのは迷信になりつつあるだろう。

10chイコライザーもあり、自分好みの音質にすることも可能だ。さらにクラッシック、ダンス、バス、エクストラバス、ヘッドホン、ロビー、ライブ、ポップ、ロック、ソフト、ソフトロック…などといったポジションもある。

SHANLING M0 ProのQ&A

DACとしてiPhone(またはPC)につないだが、音が出てこない

USB-OTG(ホスト)ケーブルでない場合は、使えないことがある。特に100均ショップで売られている通信用ケーブルでは使用できなかった。付属ケーブルでPCにつないで使えない場合は、サウンドがM0Proに切り替わっていないか、相性が悪い可能性がある。
iPhoneの場合、SHANLING製の L3 L to C(Lightning-USBC)やFiioのUSB-OTGケーブルなどを使用するとよい結果が得られる。

車載モードとは何?

M0 ProはUSBコネクタから給電が行われる状況下でのみ動作するようになり、10秒間USB給電が行われない状況では自動的に電源がオフになるようになる。カー電源から電源を供給しなければならないので、要注意だ。

PCに接続した際、サウンドのサンプリング周波数を384kHzに設定し、Amazon Musicを聞くと、音が出なくなる。

Amazon MusicとDACの相性があり、音源のサンプリング周波数と大幅に異なる場合は、サウンド自体が動作異常となり、音が出なくなる。PCのサンプリング周波数と音源のサンプリング周波数を一致させると改善されるので、試してほしい。

曲を入れる方法は?(2024年3月3日追記)

マイクロSDカードに入れるか、PCにUSB接続するとUSBメモリーとして認識するので、入れたい曲をドラッグアンドドロップする。USBメモリーとして認識しなかった場合は、[設定][USBモード]で[USBメモリ]を選択すればOK。

SHANLING M0 Proのまとめ

SHANLING M0 Proは超小型・軽量でDAPとして使えるだけでなく、DACやDAC+Bluetooth送信機としても使えるマルチパーパスなコスパのよいDAPだ。

ランニングの際、スマホでは重くなるが、M0Proさえあれば、ランニング中に気軽に音楽を楽しむ向きにも最適だ。M0Proでいつでもどこでも音楽を楽しんでほしい。

M0Pro(e☆イヤホン専用モデル)
総合評価
( 4 )
メリット
  • 超小型・軽量で持ち歩くのに苦ではない。
  • Bluetooth送信機にもなるため、LDACでないiPhoneもLDAC対応できる。
  • オプションM0Pro Clip Caseが登場したことにより、ベルトに付けることができる。
  • なんと!2万円以下で購入できる。
  • 予め画面フィルムが付属している。
  • 連続再生時間は、10時間以上。
デメリット
  • 小型ゆえ操作性(タップする際)に若干難あり。
  • 本体のみではストリーミングが聴けない。
  • 音楽ファイルをメモリに入れなければ使えない。

※e☆イヤホン専用モデル(シルバー)の他、グリーン・黒・赤の3色がある。

\超小型のDAP Shanling M0Pro/

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