2023年上半期に発売された体重計/体組成計おすすめ5機種はダイエットにピッタリ!

この記事を書いた人(きのぴぃ)
部品メーカー広告宣伝記事・電気系の雑誌や無線雑誌の元ライターをやってました。
以前よりガジェット集めをやっており、本業(電子機器メーカー勤務)の知見を活かしたレビューが得意です。
詳しくはこちら

体重を測るだけで、体脂肪率から筋肉量、基礎代謝など健康・体系(所謂、筋トレ)維持に必要なデータが瞬時に取れるということで、体組成計(読み方:たいそせいけい)が人気。その中でも、体組成計に乗るだけの足踏み式は使い勝手がいい。
2023年上半期に発売されたダイエットにピッタリな体重計/体組成計5機種を紹介するので、是非参考にしてほしい。

目次

体組成計とはBI法により測定する

体組成計は、身体の構成成分を非侵襲的に評価するための装置だ。従来の体重計では、体重の増減しか測定できないが、体組成計は体内の脂肪、筋肉、骨、水分などの割合を分析することが可能。

これらのデバイスは、電気インピーダンス(Bioelectrical Impedance, BI)法を利用して測定を行う。測定時に微弱な電流を体内に流し、体組織の導電率を測定。体内の組織による電流の抵抗や通過速度の違いを解析し、脂肪、筋肉、水分などの割合を算出するものだ。

体組成計の結果は、体脂肪率、筋肉量、骨量、体水分量などとして表示。これらの指標は、健康状態を評価する上で非常に重要であり、特にダイエット、フィットネス、スポーツ、リハビリテーションの目標を立てる際に有用だ。

なお、体組成計の測定結果は参考値として捉える必要がある。測定時の状態や環境の影響、個人差などによって結果が変動する可能性があるため、同じ条件で定期的に測定することで傾向を把握し、トラッキングすることが重要だ。

体組成計は、現代の健康管理や美容において、より詳細な情報を提供する先進的なテクノロジーであり、個人がより効果的な健康管理を実践する手段として活用されている。

体組成計の説明は、オムロンのサイトが分かりやすいので、リンクを張っておこう。

体組成計の魅力と活用法

1. 体組成計の利点

  • 健康管理の最適化: 体脂肪率や筋肉量のデータを一目で把握し、個人に合ったダイエットや運動計画を立てることが可能。健康を最適にコントロールしよう。
  • モチベーションの源泉: 定期的な測定で成果を目の当たりにし、モチベーションを高め、健康的な生活への一歩を踏み出そう。
  • 効果的なトラッキングと評価: ダイエットやトレーニングの効果を客観的に評価し、最適な調整が可能。

2. さまざまな体組成計の種類

  • 足踏み式体組成計: 家庭での利用に最適。足に触れるセンサーで簡単測定(今回紹介するもの)。
  • ハンドグリップ式体組成計: 持ち運び便利なポータブルタイプ。いつでもどこでも測定可能。
  • 体組成計モニター: スマートフォンと連携し、データ管理が一層便利に(今回紹介するもの)。

3. 体組成計の購入時の注意点

  • 正確性の追求: 信頼性の高いメーカーからの購入で、正確な結果を手に入れよう。
  • 機能の選定: あなたのニーズに合った機能を選ぶことで、より効果的な使用が可能。
  • 使いやすさの確保: 複雑な操作は避け、使いやすい製品を選ぶことで、日常的な使用が実現。

2023年上半期に発売された5機種比較表

項目/製品名HUAWEI Scale 3 BDY-B19FiNC SmartScale CS20E-miniANKER Eufy Smart Scale P2ANKER Eufy Smart Scale P3オムロン カラダスキャン KRD-603T2/608T2
体重
体脂肪率
BMI
筋肉量
骨量
内臓脂肪レベル
基礎代謝
心拍数※××××
Wi-Fi / Bluetooth接続
Bluetoothのみ

Bluetoothのみ

Bluetoothのみ
重量1.3kg1.1kg1.2kg1.9kg1.7kg
最大測定重量150kg150kg150kg150kg135kg
保証12か月12か月18か月(ユーザー登録で更に6か月延長)18か月(ユーザー登録で更に6か月延長)12か月
定価\3,960\2,980\5,990\9,990\17,800

各メーカー独自の判定項目や似たような測定項目なのに「~量」「~率」と分けて、それぞれ1項目とカウントしているケースがあり、そういった項目はここでは省略する。どの体組成計を選んでも、最低限の健康・体系維持に必要なデータを取れることが上記表で分かっていただけるであろう。

※ANKER Eufy Smart Scale P3で唯一体組成計で心拍数を測れるが、医療用と謳っていないことから、単なる目安ということになる。
正確を期すのであれば、
 ・Apple Watchなどのスマートウォッチ
 ・血圧計
…といった医療用として認められたものを使うといい。
ただし、血圧計を持っていない人なら、例え目安であっても、有用であると考える。

体組成計 測定項目の見方

体組成計も正しく使わなければ、高価な体重計と成り下がってしまう。ここでは、健康や体型維持、筋トレについて、どのような項目に注意したらよいか書いていく。

特に筋トレの場合は、体組成計のチェックもさることながら、適切な筋肉を付けるためにトレーナーの指導も不可欠だ。

健康維持

データの活用方法: 体組成計は、体重だけでなく、体脂肪率、筋肉量(骨格筋量)、水分量、内臓脂肪など、体の構成を詳しく分析してくれる。これにより、健康状態の全体像を把握することができる。

注意点:

  • 体脂肪率が高いと、血管や内臓を圧迫して心臓病や糖尿病などのリスクが高まる可能性があるため、適切な範囲に保つことが重要。
  • 水分量も適切に保つことで、体の機能が正常に働くように。
体型維持(ダイエット)

データの活用方法: 体型維持には、体脂肪と筋肉量(骨格筋量)のバランスが重要。体組成計を使用して、これらの数値を正確に測定。適切なケアを行っていこう。健康的に減量を行う場合には筋肉量を極力維持して、体脂肪率を下げるといい。

注意点:

  • 体脂肪率が低すぎると、健康を損なう可能性があるため、適切な範囲を保つことが重要。
  • 筋肉量が増えると、基礎代謝がよくなり太りにくい体質になる。
筋トレ

データの活用方法: 筋トレの効果を最大限に引き出すためには、筋肉量(骨格筋量)の正確な測定が必要。体組成計で、筋肉の成長を定期的にチェックし、トレーニングの調整を行うのに役立てよう。

注意点:

  • 過度なトレーニングは逆効果になることがあるため、適切な休息とバランスが必要。

ちなみに、上の画像はおいらのもの(恥ずかしい…)。今まで10年周期で60kg後半~80kgに行ったりきたりしていた。病気も疑っていたが、今回の結果から、若い時に鍛えていたお陰で、骨格筋量が高く、そのため新陳代謝がよく働くため、太りにくい体質だったことが判明。
とは言え、今は全く鍛えていないので、油断大敵なのだ。最近、身体中にガタが来ており、もっと健康管理に励みたいと思う。

2023年度発売の体組成計5機種紹介!

2023年に発売された体組成計5機種を紹介したい。値段はピンキリではあるが、いずれも足踏み式体組成計でBluetoothでスマホに自動転送され、データーを記録・保存することができるものだ。
つまり、コードを接続せず、ワイヤレスでデータを取り込むことができるので、使い勝手がいい。

HUAWEI Scale 3 Bluetooth Edition

HUAWEI Scale 3 Bluetooth Editionの概要

HUAWEI Scale 3 Bluetooth Editionは、体脂肪率や骨格筋などの重要な体組成データを正確に測定する体組成計だ。約1.3kgの軽量設計で持ち運びが簡単で、安定して衝撃に強い構造を持っている。HUAWEI TruFit術を採用し、AI技術と大規模データ検証を組み合わせることで、科学的な測定が可能。体組成レポートはスマートフォンのHUAWEI Healthアプリで確認可能だ。

HUAWEI Scale 3 Bluetooth Editionの特徴

  1. HUAWEI TruFit™技術: 正確な体脂肪率測定と12項目の体組成レポート提供。
  2. 軽量デザイン: 約1.3 kgで非常に収納しやすく、どの部屋にも収納可能。
  3. Bluetooth接続とオフライン測定: アプリとの同期が可能で、接続されていなくても体脂肪率の測定が可能。
  4. 家族メンバーの識別: 一台に最大10個のHUAWEI IDと連携し、家族メンバーの自動識別が可能。
  5. 耐久性のテスト: 塩水噴霧試験、ヒートショック試験、落下試験など多数の品質試験をクリアしている。

FiNC SmartScale

FiNC SmartScaleの概要

FiNCの体組成計「FiNC SmartScale」は、Bluetooth 4.0を使ってスマートフォンと連携し、体重や体脂肪など11項目の測定が可能な製品。価格は2,980円(税込)で、FiNCアプリとの連携でカラダ年齢もわかる機能が特徴。アプリとの連動により、記録管理が簡単・スマートな体調管理ができる。体重のみ本体に表示され、その他の測定項目はアプリで見られる。

FiNC SmartScaleの特徴

  1. アプリ連携: FiNCアプリとBluetoothを使って連携し、体組成の記録と管理が可能。
  2. 11項目の測定: 体重、体脂肪、BMI、基礎代謝、内臓脂肪レベルなど、11項目の測定ができる。
  3. カラダ年齢の測定: アプリと連動してカラダ年齢も測定でき、実年齢以下を目指すモチベーションに。
  4. プライバシー保護: 体組成計はみんなで使えるが、結果を見ることができるのは自分だけ。
  5. デザインと相性: インテリアとの相性にこだわりたい方にもおすすめのスタイリッシュなデザイン。

ANKER Eufy Smart Scale P3

ANKER Eufy Smart Scale P3の概要

ANKERの「Eufy Smart Scale P3」は、3.5インチのカラーディスプレイを搭載し、16の項目を測定できる体組成計。体重、BMI、心拍数、筋肉量、骨量などの測定が可能で、Wi-FiまたはBluetoothを使用して専用アプリに接続し、データを自動アップロード。AppleのヘルスケアやGoogle Fit、Fitbitとも同期でき、価格は9,990円(税込)。

ANKER Eufy Smart Scale P3の特徴

  1. カラーディスプレイ搭載: 3.5インチのカラーディスプレイで、アプリを開かずに測定値を確認できる。
  2. 16項目の測定: 体重、BMI、心拍数など、カラダに関する16の項目を測定。
  3. Wi-Fi / Bluetooth接続: 専用アプリに接続し、データを自動アップロード。登録人数の制限なし。
  4. 各種アプリとの連携: Appleのヘルスケア、Google Fit、Fitbitと同期し、体型管理に役立つデータを一元管理。
  5. 自動ユーザー判断: 体重計に乗るだけで、体重に応じて自動的にどのユーザーなのかを判断し、測定値が記録される。

ANKER Eufy Smart Scale P2

ANKER Eufy Smart Scale P2の概要

ANKERの「Eufy Smart Scale P2」は、家族全員の健康管理に適した体組成計で、価格は5,990円(税込)。体重、体脂肪、BMI、筋肉量など、15の指標を測定でき、Wi-FiとBluetooth接続に対応。Appleのヘルスケア、Google Fit、Fitbitとの連携も可能で、ベビーモードやペットモードも搭載。防水規格IPX5に対応しており、3Dモデル作成も可能。

ANKER Eufy Smart Scale P2の特徴

  1. 15項目の測定: 体重、体脂肪、BMIなど、健康管理に役立つ15の指標を測定できる。
  2. Wi-Fi / Bluetooth対応: Wi-FiとBluetoothの両方に対応し、データ管理が簡単にできる。
  3. 家族全員のデータ登録: 登録制限が無く、家族全員、ペットや赤ちゃんも含めた体重管理が可能。
  4. 3Dモデル機能: 視覚的に体型の変化を確認できる3Dモデル機能「U-Body™️」を搭載している。
  5. 防水対応: IPX5の防水規格に対応しており、水濡れにも強い設計。

オムロン カラダスキャンKRD-603T2/608T2

オムロン カラダスキャンKRD-603T2/608T2の概要

オムロンの「カラダスキャン KRD-603T2」は、アプリを使用して本体画面に表示される体脂肪率や骨格筋率などの体組成データの項目の順序をカスタマイズできる体組成計。自分好みの設定により、忙しい日常でも効率よく体の状態を把握することが可能だ。

オムロン カラダスキャンKRD-603T2/608T2の特徴

  1. カスタマイズ可能な表示: アプリを使用して、本体画面に表示される体組成データの項目の順序を自分好みに設定可能。
  2. 効率的な体調管理: 忙しい日常でも、カスタマイズされた表示により、体の状態を効率よく把握できる。
  3. 体脂肪率表示: 体脂肪率を本体画面に表示でき、日々の変化を確認することが可能。
  4. 骨格筋率表示: 骨格筋率も本体画面に表示可能で、筋肉量の管理に役立つ。
  5. オムロンの信頼性: 長年の健康機器メーカーとしての経験と信頼性を持つオムロン製だ。

HUAWEI Scale 3 Bluetooth Editionを入手するに至った理由

5機種ある中でHUAWEI Scale 3 Bluetooth Editionを入手した。入手に至った決定打は、

バッテリー寿命300日(三日に1回使用)

三日に1回使用だと、バッテリー寿命300日となるが、300日/3日=100回となるので、毎日1回使うのであれば、100日は持つ計算になる。
他のメーカーの場合、バッテリー寿命の記述がないので、そういった点を考えると安心。また、

家庭用計量器として生産されているため、「丸正マーク」がマニュアルに記載あり

「丸正マーク」とは、体組成計の体重計として定められた精度があることを表す証であり、メーカーが表示するものだ。

5機種の中では、オムロンとHUAWEIのみマニュアルに「丸正マーク」の表示があった。マークはあって当たり前ではあるが、マニュアルにも記載されていると安心感が違う。

経済産業省のサイトで「丸正マーク」について詳しく解説されているので、興味のある人は見てほしい。

Bluetooth Editionのメリット・デメリット

【メリット】

スマートかつ1.3kgと軽量。おいらのような年寄りにも優しい(;^o^A

バッテリー寿命が公表されているのが安心

体重計の精度に関しては、計量法に定められた技術基準で製造し、厳重な検査の上、出荷している旨マニュアルに記載あり、安心できる(家庭用計量器)家庭用特定計量器の規制(法第53条~56条)(METI/経済産業省)

最近、HUAWEIは、健康の分野にも本格的に進出しており、日本向けでもその傾向にあるのだ。HUAWEIは海外メーカーでありながら、きちんと法を遵守しているのが分かる。

【デメリット】

Bluetoothでペアリングする際、一度リセットしなければ、ペアリングできない

体組成計に乗らなければ、Bluetoothでペアリングできない

スマホアプリが一部中国語になっている。必要な箇所は日本語なので差し支えないが、中国語が分からないと、見るのが辛い。データ管理に一部関係なさそうな内容も表示されているようだ。

スマホアプリが日本人でもより分かりやすくなるようバージョンアップに期待したい。

体組成計の結論

体組成計は、健康や美容への意識が高まる現代において、個人の体の状態を客観的に把握し、効果的な体型・健康管理に役立つ素晴らしいテクノロジーだ。
正確な結果を得るために信頼性の高い製品を選び、定期的に測定することで、健康的な生活のサポートに活用しよう。自分の健康を最適化するための一歩、体組成計がその鍵となるだろう。

\体組成計で効果的な体型・健康管理をしよう!/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次